:Issue
問題点
BCP/DR対策としてのバックアップ
震災後に行われたIPA(独立行政法人情報処理推進機構)の調査「情報システム基盤の復旧に関する対策の調査報告書2012年7月」によれば、BCP/DRの対策として、復旧手順の確立、データのバックアップ、通信・電力確保が重要と考える企業が多いことがわかっています。 中でもデータのバックアップについては、非常に重要な課題であると認識されており、バックアップの中でも、「バックアップしたデータの保管場所の分散」「データの復旧時間」が非常に重要であるという認識が高まりました。 上記調査によれば、バックアップの実施は93%の企業が行っている一方で、データの保管場所については、53%もの企業が同一拠点のみに置いてあり、別拠点に保管している企業は36%という状況になっています。このような状態では、大規模災害に対応することが困難です。
BCP/DR対策としてのクラウド活用
震災から約半年後に実施された日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)による「企業IT動向調査 2012」(2012 年3月)によれば、IT部門のBCP策定の見直しポイントの検討事項としては、「クラウド・コンピューティングへの転換」と回答する企業が最も多く、震災後、クラウドの災害対策への有効性が広く認識された結果である可能性があると見ることができます。
:Solution
RIのソリューション
アール・アイの提供するBCP/DR対策ソリューション
Shadow Desktop
Shadow Desktopは「データを持ち歩かない」製品です。PCのデータを仮想化し、クラウド上に保存するサービスです。そのため、災害時にPCを交換する必要があっても、新しい端末にデータを移行することなくデータの「継続性」を確保することが可能です。
Secure Backシリーズ
複数台の集中管理を可能にし、さらに複数箇所へのバックアップの際に大きな問題となるネットワーク負荷を減らすネットワーク制御機能を兼ね備えています。
Air Backシリーズ
PCのバックアップをローカルデバイス(外付けハードディスク、NAS他)やクラウドに退避させる対策を可能にし、被害を最小限にします。またリストアも非常に容易に行えるのでデータの復旧作業に時間を取らせません。