3次元CADや動画データのバックアップにSecure Back 3 Lite Editionをご活用いただいている藤壺技研工業様で、情報システムを統括する鈴木氏にSecure Back 3 Lite Edition導入の経緯やご利用の状況についてお話を伺いました。


自動車用マフラーなどの製造・販売を手掛ける藤壺技研工業(以下「フジツボ」)は、長年運用していたテープバックアップで抱えていた問題を解決するため、アール・アイのSecure Back 3 を導入した。
- Secure Back 3 導入以前のバックアップ状況について教えてください。

毎日1回、ファイルサーバとアプリケーションサーバのデータを、曜日別に分けた6本のテープに差分でバックアップしていました。クライアントPCは直接バックアップするのではなく、データをファイルサーバに保存する運用です。
- 運用上の課題や問題などはありましたか?
リストアですね。6本のテープを1週間でローテーションしていたため一度データが書き込まれても一週間後には上書きされて削除されます。つまり、更新されたデータのみをバックアップしていますから、更新されないまま誤って削除されたデータは、1週間後にバックアップデータも削除されてリストアできなくなるのです。
また、テープの容量不足も課題でした。開発部門で使用している3次元CADのデータが年々増加するためテープに入りきらなくなっていたのです。そこで数年前にNASを導入して3次元CADのデータをバックアップするよう運用を変えました。これで容量的な問題は解決したのですが、重要データのバックアップ先がNASでいいのかという不安は抱えていました。
- Secure Back 3 はどのようなきっかけで知ったのでしょうか。

当社の情報システムを全般的にお願いしているSierさんから、情報システムの可用性・冗長性向上に関する提案を頂いたことがきっかけでした。提案の中にSecure Back 3 が含まれていたのです。
- 提案を受けての印象はいかがでしたか?
これまで抱えていたバックアップに関する課題を解決できると感じました。特に世代をさかのぼってリストアできる点は素晴らしいと思います。
バックアップについては重大な事故が今まで発生していなかったこともあり、バックアップシステムが正常に動作していれば問題ないと考えていました。しかし、たとえ正常に動作していてもバックアップの仕組みそのものに問題があれば、今回のように肝心なときにデータをリストアできないという事態が発生します。
Secure Back 3 の仕組みなら“バックアップシステムは正常に動作していたにもかかわらずデータをリストアできない”といった事態も無くなります。いつでもデータをリストアできる環境を構築できる、と感じましたね。
- 他のバックアップソフトとの比較はされましたか?
今回はバックアップソフトのみの導入ではなく、情報システム全般に対する提案の中にSecure Back 3 が含まれていたこともあり、特に他の製品と比較検討するようなことはしませんでした。
- Secure Back 3 を導入した最大の目的は何でしょうか
今までの仕組みではバックアップできなかったデータをバックアップできるようにする事が目的です。Secure Back 3 はテープを使った差分バックアップと異なり、テープをローテーションする時の上書きによってデータを失うことがありません。これなら、例え3年前にファイルサーバから削除したデータでも復旧できると思いました。
- どのような構成でSecure Back 3 を利用されていますか?

バックアップの対象は裾野総合工場(静岡県裾野市)にあるファイルサーバ1台と私(鈴木氏)のPCです。ファイルサーバにインストールしたSecure Back ClientはServer Optionでサービスとして起動させています。
- 対象になっているデータはどのようなものですか?
バックアップの対象となっているデータは、Officeデータ、3次元CADデータ、動画、画像などがあります。ファイル数ではOffice系の物が多いですが、容量だと3次元CADのデータや動画・画像が多くを占めています。
バックアップ対象データの大半はWordやExcel、Visioで作成された物ですが、生産管理を担当している部署のPCには2次元CADのデータもあります。ユーザ1人あたりのバックアップ対象データの容量は平均5GBぐらいですね。
動画は開発したマフラーを実際に取り付けてテストコースで走らせた様子を撮影したものです。これはお客様にマフラーの排気音を聞いていただくためのものなので容量も大きく、新製品を発売する度にデータも増えていくのですが、非常に重要な物なのでバックアップは必須です。
- 設定について教えてください。
ファイルサーバはリアルタイムタイムバックアップ方式で3世代に設定しています。PCについてはマイドキュメントとデスクトップがリアルタイム方式、Outlook Expressがスケジュール方式で、世代は2世代にしています。
- Secure Back 3 の使用感はいかがですか?

とにかく無意識という感覚ですね。Secure Back 3 はバックアップする度に何かしなくてはならないということがありませんし、頻繁に表示が出るようなこともありません。PCを起動するとタスクトレイにアイコンが表示されるので「そういえばバックアップしていたな」と思う事はありますが、普段バックアップを意識することはまったくありません。
Secure Back 3 の運用を開始して3ヶ月ぐらい経過した頃、3次元CADのデータが破損するというトラブルがありました。現場の担当者から私に報告があったので「なぜバックアップしておかなかった!」と叱ったのですが、情報システムをお願いしているSierに担当者が問い合わせたところ、そのファイルが実はバックアップされていたのです。すぐにリストアして事なきを得たのですが、Secure Back 3 は普段意識していなくても「ちゃんとバックアップしているな」と感心しました。
Secure Back 3 は3次元CADや動画のデータをリアルタイムにバックアップできて、しかも世代をさかのぼってのリストアもできますから、いつデータを失ってもすぐに復旧できるという安心感がありますね。
- Secure Back 3 についてご要望などはありますか?
普段はSecure Back 3 を意識していないので特に要望や希望はありませんが、あえて言えば、これからも普段意識しなくてもバックアップしてくれているソフトであってほしいと思います。

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藤壺技研工業株式会社は、自動車のマフラー(排気管)の製造・販売を行う独立系の自動車部品メーカだ。創業当初はオートバイの部品やレーシングカーのチューニングなども手掛けていたが、30年前頃からマフラー専門となった。 特徴は全分野に渡る商品展開で、レース向けに限らず、タウンユースやドレスアップ用の製品もラインアップしている。
企業名:藤壺技研工業株式会社
所在地:神奈川県横浜市西区浅間町3丁目204-17(本社)、静岡県裾野市須山1220-12(裾野総合工場、開発部、営業部)
事業内容:自動車部品(マフラー)製造・販売、輸送機械製作等
URL:http://www.fujitsubo.co.jp
フジツボには平成3年に入社。元々は資材の購買を担当していたが、現在では新規購買先の開拓・交渉などの購買関連業務に加え、給与計算など総務全般も担当している。同社では生産管理部が情報システム管理を担っているため、鈴木氏が情報システムを統括している。